医院方針

早期発見・早期治療をモットーに、潰瘍・神経性胃炎などを中心に幅広く診療

胃の症状には、潰瘍・胃がんなどの病気によるものと、神経性胃炎などのストレスによるものの2通りあります。後者であれば、その原因が解消されなければ改善しづらいため、発散方法などのアドバイスもしていきます。

また、内視鏡検査は私自身も定期的に受けることで、患者様の気持ちを実感しています。そこで内視鏡に対するイメージを少しでも払拭できるように、鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡で挿入時の苦しさを軽減し、検査中にお声がけをして、患者様の痛みや不安が少しでも和らぐように心がけています。

胃の場合はたとえがんであっても、内視鏡検査による早期発見・早期治療で改善が期待できます。発症するリスクは若い方にも十分ありますから、これからも日本消化器内視鏡学会認定　消化器内視鏡専門医として、早期発見に努めていきたいと思います。

私について

積み重ねた経験から、患者様の思いに寄り添える医療を心がけます

私は研修医時代に縁あって循環器内科から消化器内科に移り、次第に内視鏡の面白さを感じ始めました。内科は問診や超音波などの外からの検査で診断をしていきますが、内視鏡は胃の中の色や形を直に目で見て、病気を発見することができるからです。

印象深いのは、内視鏡で早期がんを発見したある女性患者様のことです。摘出手術をされた1年後、子どもの小学校の入学式で偶然再会。子ども同士が同級生になったのです。入学式に参列される姿を見て、「手遅れにならずに済んで良かった」と思ったのを覚えています。

医師として長年、消化器内科で内視鏡検査に携わってきました。何事も経験の積み重ねと言います。私もこれまでさまざまな患者様を診てきた経験から、医学的な知識や技術に関してはもちろん、患者様の気持ちに寄り添える医療を提供したいと思っています。

患者さんへの想い

患者様を身内と思って接し、アドバイスや治療法を考えていきます

「もし、自分の身内だったら」と思いながら、患者様に接するよう心がけています。親や子、友人であれば、どういったアドバイス・治療をするかが自ずと見えてくるからです。

時には厳しいお話もします。例えば、患者様が「先生、薬を飲むのを忘れていました」と言えば、「飲まなくてもいいですよ」と答えます。しかし、続けて「そのまま放っておくと、大変なことになりますよ」と治療は患者様のためであることを分かってもらいたいと思っています。

また、コレステロール値は高くても症状は出ませんが、心筋梗塞や脳梗塞のリスクがあります。症状が出た時に手遅れになってほしくないので、グラフや図などの分かりやすい資料を見せて、治療や予防に前向きになれるように促します。すべては患者様にこれ以上悪くなってほしくない、健康でいてほしい、という私の願いでもあります。